クラッドメタルは異種金属を張り合わせ、それぞれの金属が持つ固有の特性を生かし、
単一金属では得ることが出来ない複合特性を持った高機能材料です。
設計改善や工数削減などのよる、トータルコストの削減を実現致します。
ステンレスを母材とし、その片面又は両面に無酸素銅を被覆したもので、従来の構造材のステンレスとろう付用の銅を一体化した新機能材料です。(銅/ステンレス/銅)
熱膨張率の異なる2種類以上の金属を冷間圧延圧接法で接着させ、板・条に圧延したもので、温度変化によって湾曲する特性を持っています。熱エネルギーを機械的運動に変換出来、正しい使用状況においては半永久的な再現性を示す。通常2種類のクラッドをバイメタル、3種類のクラッドをトリメタルと呼びます。
主な用途は、カラーテレビ・電気冷蔵庫・電気炊飯器・電気毛布など家電商品、電磁開閉器、ブレーカーなどさまざまな分野で使用されています。
シリコンウエハー、セラミックとの熱膨張の整合性に富み、熱伝導性、加工性に優れた性能を発揮する材料です。
CIC(銅/インバー/銅クラッド材)
単一の材料では用途上の要求に応じきれなくなり開発した複合バネ材料です。銅、燐青銅、チタン銅、ベリリウム銅、洋白などをステンレスの表面にクラッドしたものです。
電気二重層コンデンサーのケース用材料として開発したもので、ステンレスの片面にアルミニウムをクラッドした新複合材料です。
酸化銀電池などの陰極ケース用材料として開発したものです。
(銅/ステンレス/ニッケル、銅/ステンレス)
鉄の両面または片面に銅を張り合わせたもので、銅の導電性および鉄の機械的強さを持つ複合材料です。
サーディップICのリードベース材として、長年のクラッド材製造技術と経験を生かした高品質の部分クラッド材です。
ろう付機能、構造材機能、耐食機能を合せ持ったクラッド材です。3層、多層も可能です。主に自動車のラヂェーターに使用されています。
銅、銅合金、燐青銅、ベリリウム銅、洋白などに金、銀、白金、パラジウムなどの貴金属をクラッドする事により接点機能を併せ持つ事が出来ます。
片面、ストライプ、多層インレイ等も出来ます。